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村上春樹氏、ノーベル文学賞代替賞選考を辞退!その理由となるノーベル文学賞不祥事とは?

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作家の村上春樹氏が、ノーベル文学賞代替賞の最終選考に残っていましたがこれを辞退しました。

理由としては、メディアの報道などによって執筆に集中できないためと発表していますが、そもそもこのノーベル文学賞代替賞とは一体なんなのでしょうか?

ことの発端は昨年報道されたノーベル会員によるセクハラスキャンダルです。
そしてノーベルアカデミー協会の対応のに対する疑惑の思いが市民はもちろん内部の会員にも広まりました。

今回はこの一連の事件の全容をまとめてみました。

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ノーベル文学賞不祥事とは?

そもそも事件の発端となったノーベル文学賞不祥事事件とは何でしょうか?

それは昨年起きたノーベルアカデミー会員の関係者によるセクハラ行為への告発でした。

アカデミー会員の詩人・作家カタリーナ・フロステンソン氏(65)の夫でフランス出身の写真家・劇場芸術監督ジャン・クロード・アルノー氏がアカデミー会員や会員の妻や娘、職員計18人の女性に対して性的関係を迫ったと告発がありました。

この頃、アメリカのハリウッドで起きた大物プロデューサーによるセクハラ問題を受け、ネットのTwitterにより各所で起きた#MeToo(私も)運動が広まりを見せており、今回のノーベル文学賞の告発もこの運動のひとつとして表に出てきたのでした。

アルノー氏は会員の妻を通じてアカデミーと強いつながりを持つようになっていき、自らが運営する文学フォーラムに2010年以降、年12万6000スェーデン・クローネ(162万)の活動資金を提供されるようになっていました。

アルノー氏は自分の影響力を笠にしてこのフォーラムで女性たちに関係を強いる一方で告発しないように抑え込んでいたようです。

またアルノー氏のやりたい放題は、セクハラだけでなくアカデミー所有物の私物化内部情報の漏えいに伴う資金活動などの疑惑と次々に出てきています。
しかしアルノー氏本人はこれらの疑惑を全て否定しているようです。

また問題はノーベルアカデミー協会の方にもあり、今回の事件への対応がさらにことを大きくしました。

協会は一連の事件を受けてアルノー氏との関係を一切断ち切るという発表したが、これがトカゲの尻尾切りだと、世間やメディアに批判を受けました。さらにスキャンダルはセクハラ問題から新たな疑惑の浮上へと発展してきました。

そしてこの一連の事件を受けてノーベルアカデミーは2018年のノーベル文学賞を見送ることにことにしたのです。その代わりの賞として出てきたのが今回のニュースになってノーベル文学賞代替賞なのです。

その代替賞の主催はスウェーデンの作家や記者ら100人以上が集まる団体「ニュー・アカデミー」という今年限定で作られたものです。

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新たな疑惑、内部情報の漏洩問題

2012年のノーベル文学賞は中国の農民作家、莫言(モウ・イエン)氏に授与されましたが「スウェーデンが中国から90億スウェーデン・クローナ(1160億円)の投資を受ける見返りにアカデミーが文学賞の魂を売り渡したのではないか」とメディアで噂がささやかれるようになりました。

莫言氏を強く推していたアカデミーの中国文学担当者ヨーラン・マルムヴィスト氏は莫言氏の作品を自ら翻訳して会員に配布しており、のちに出版社から出版する予定でした。賞を受賞した作品はのちに話題となることは安易に予想することができ、著書も当然売れることになるので賞を個人的な利益に利用していると批判を受けたのです。

また、アカデミー賞発表の時に中国のメディアが多数取材に招待されており、事前に情報が漏れているのではないか?と疑惑の目がより強く向けられるようになりました。それまで中国のメディアが取材にきたことはなかったそうです。

また発表の当日にホーラス・エングダール元事務局長のが取材にたいして「文学賞の受賞者を知っているが、公開できない」とコメントしたことが決定打となり家族とはいえ門外不出だと云はれてきた内部情報が漏れていたことでアカデミーの信用は完全に失墜していましました。

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アカデミー協会の内部崩壊

今回の一連の事件を受けて18人だった会員のうちそれまでに辞退していた2人と合わせて5人の辞退者を出してしまい選考に必要な人数の12人まであとわずかとなってしまいました。

早く事件を終わらせたいと考える守旧派と、協会の膿を出し切ろうとする改革派で協会内部は完全に崩壊しているようです

ことはすでに協会だけの話では済まなくなっており、アカデミーを支援するカール16世紀グスタフ・スウェーデン国王「国王大権」を発動してアカデミー会員を全員解任してゼロから出直す覚悟が必要だという意見が強まっているようです。

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村上春樹氏、ノーベル文学賞代替賞選考を辞退!その理由となるノーベル文学賞不祥事とは?のまとめ

どこの国でも権力というのは人の判断を鈍らせ、本来の目的を忘れさせてしまうものだと思いました。

大体が賞を与えるというその上から目線の発想自体がおかしいと思います。
「ノーベル賞の権威が」とか、「門外不出」とかいうプレミア感を出すところがそもそもヨーロッパ人らしい発想で、これはアカデミーの問題でもありますがヨーロッパ人の問題でもあると思います。

人は誰でもやった仕事に対しては賞賛されるべきで、仕事を行った方も貢献できたことに見返りを求めてはいけませんよね。

今回の事件は人間の思い上がりや傲慢さが感じられます。

それを感じ取って早々に辞退した村上春樹氏はさすがだなと思いましたし、ある意味で賞を獲得するよりも大変素晴らしい行動だと思いました。

またノーベル文学賞以外の賞でも、関係者の間ではこれまでに選考に対する不満や疑問が多いようで、あるジョークとして「あの人に賞を与えないなんてノーベル賞も偉くなったものだ」という会話が飛び交うという話もあるようです(笑

本来受賞者は、賞を取りたいという思いでやっている人はいないわけで、その動機は純粋な好奇心探究心他者貢献または自己表現の場として創作活動をしているはずです。あくまでノーベル賞はおまけであって目的になっては本末転倒です。

しかし、今回のこういったスキャンダルによって加熱しすぎたノーベル賞争いによってもう一度本来の目的や存在意義を確認できればと思いました。

 

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