潮干狩りなどで大量のあさりを採ってきて、砂抜きと塩抜きの下処理をしたら次は保存方法に気をつけなくてはいけません。
せっかく下処理を丁寧にしても、保存方法が間違っていては台無しです。
アサリは、鮮度が落ちるのがとても早いので間違った保存方法をしてしまうと、味が落ちてしうか最悪腐らせてしまう可能性もあります。
そこで今日は塩抜きをした後のあさりの保存方法とさらに美味しくなる裏技を紹介したと思います。
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冷蔵庫での保存方法
砂抜きと塩抜きをしたらすぐに調理をしてしまえればいいのですが、どうしてもあさりが残ってしまう場合があると思います。
そんなときは、冷蔵庫で保管すれば鮮度の良いあさりなら3日程度は保存ができますので、しっかりやり方を覚えておきましょう。
【冷蔵保存の手順】
1、新聞紙やキッチンペーパーなどを軽く湿らせ、アサリを包みます。
2、タッパーや深めの容器に入れます。
3、冷蔵庫に入れ保存します。
以上が冷蔵庫での保存方法です。
とても簡単ですよね。
しかしいくつか注意点もありますのでそちらもしっかり把握しておきましょう。
【冷蔵保存の注意点】
1、タッパーや容器に入れた後は、ラップや蓋をするとあさりが窒息してしまいますので、ラップや蓋はしないようにしましょう。
2、濡らした新聞紙やキッチンペーパーは、冷蔵庫の中で乾燥してくるので時折様子をみて、乾燥してきたらまた濡らすようにして乾燥させないようにしましょう。
3、冷蔵庫に野菜室やチルド室があればそちらに入れるようにしましょう。(冷蔵庫はあさりがいた海水よりも温度が低いので、野菜室やチルド室の方が温度が高いのであさりにとって条件がいいです。)
4、冷蔵庫から取り出して料理に使用する場合は、1度匂いを確認して変な匂いがするものは痛んでいますので取り除きましょう。
先ほども書きましたが、アサリは鮮度が落ちるのが非常に早いです。ですので素早い下処理とその後の温度管理が非常に重要になってきます。
冷蔵庫での保存方法は鮮度が良いものでも3日程度が限界ですので、それ以上間を空ける場合は冷凍保存するようにしてください。
また、冷蔵保存したものを途中から冷凍保存してしまっては意味がありませんので、必ず長期に保存する場合は初めから冷凍保存するようにしてください。
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冷凍庫での保存と解凍方法(殻付き)
アサリは冷凍保存すると、グルタミン酸という旨味成分が生の状態よりも増えるので、実は冷凍保存しておくのに向いているのです。(中にはわざと冷凍してから食べる人もいるそうです)
ただし、しっかりと正しい方法で冷凍しないと逆に旨味がなくなってしまう可能性もありますので、正しいし冷凍保存方法をマスターしておきましょう。
冷凍保存には殻付きの状態と、むき身の状態で冷凍する2種類あります。
それぞれそ後の料理にあった方法で保存すると便利だと思います。
【冷凍保存方法 (殻付き)】
1、貝の表面の水気をしっかりと拭き取る。
2、フリーザーパックなど密閉できるものに入れる。
3、冷凍庫の中に入れる。
◎冷凍保存の注意点とポイント
1、フリーザーバックに入れる時は、貝同士がくっつかないようにバラバラに離して、平らになるように入れましょう。
2、全てを1つのフリーザーバックに入れてしまうと解凍したら全て使わないといけないので、1度に使い切る分だけずつバックに入れるようにしましょう。
3、フリーザーバックの中の空気はできるだけ抜くようにするとより温度が下がりやすいです。(できれば真空パックするとよりいいです)
4、冷凍庫の中に入れる時は、一番上は開けた時に温度が上がってしまうので、できるだけ下の方に入れるようにしましょう。(冷蔵庫の機能に急速冷凍がある場合は使用しましょう)
殻付きの状態で冷凍すると、むき身の状態よりも美味しく食べることができる期間が長いですし、風味や味も落ちにくいのでオススメです。
次に解凍方法ですが、こちらは解凍後の料理によってやり方が違ってきます。また上手に解凍しないと貝が開かなかったりしますので注意が必要です。
殻付きの場合の解凍方法のポイントは、自然解凍や冷蔵庫解凍ではなく、急速で解凍することです。
【殻付き冷凍保存の解凍方法】
〜汁物に使用する場合〜
1、鍋で完全に沸騰するまでお湯を沸かします。
2、冷凍庫から取り出したあさりを凍ったままお湯に入れていきます。
3、貝のだしが出ていますので鍋のお湯はそのまま調理に使用しましょう。
*一度にたくさん入れるとお湯の温度が下がってしまうので、沸騰状態が続くように少しずつ入れていきましょう。
*貝が開くまで常に強火の状態にしておきましょう。
〜酒蒸しやパスタに使用する場合〜
・フライパンを使用する場合は、日本酒を適量入れ沸騰させそこに冷凍したあさりを入れ蓋をします。そのまま貝が開くまで強火で蒸します。
・電子レンジを使用する場合は、ワット数を最大にして深めの耐熱皿に冷凍したあさりを入れラップをして貝が開くまで加熱します。
*両方とも貝が開いたらすぐに加熱するのを止めてください。(やりすぎは身が硬くなります)
殻付きの冷凍保存の場合、美味しく食べられるのは1ヶ月程度です。(長くても半年以内には食べるようにしましょう)
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冷凍庫での保存と解凍方法(むき身)
むき身の状態で冷凍すると、殻付きの状態よりも美味しく食べられる期間は短くなりますが、冷凍庫で場所を取らない、解凍方法が簡単という利点がありますので、料理方法によってはこちらの方がオススメの場合があります。
【冷凍保存方法(むき身)】
1、耐熱皿に並べて貝が開くまで2、3分程加熱する
2、貝が開いたら、火傷の注意して身をスプーンなどで取り出す。
3、粗熱が取れたら、耐熱皿に出た出汁(だし)
ごとフリーザーバックに入れる。
4、冷凍庫の下の方に入れる。
◎注意点とポイント
1、耐熱皿は少し深いものを使用すると、レンジの中で開くのが見やすいです。
2、貝が開いたらすぐに加熱を止めましょう。(やりすぎは身が固くなります)
3、身を取り出す時に殻は相当熱くなっていますので火傷に注意してください。
4、殻付き同様冷凍するときは下の方にいれ、早く凍るようにしてください。
殻付きのものよりも少し手順が多いですが、その分解凍が楽で簡単です。
しかしその分美味しさという面では少し殻付きより劣ります。
【むき身冷凍保存の解凍方法】
むき身状態で冷凍したアサリの解凍は自然解凍で大丈夫です。
急ぎで使いたい場合は、フリーザーバックのまま流水で解凍するかレンジを使用して解凍してもいいでしょう。
ポイントは、完全に解凍してしまうとアサリの旨味が流れ出てしまうので、半解凍状態で料理に使用するとより美味しくなります。
むき身状態で冷凍保存した場合、美味しく食べられるのは2〜3週間程度です。(こちらも長くて半年以内には食べるようした方がいいです)
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さらに美味しくする裏技
ここではさらにもう一手間加えてさらに美味しくなる裏技を紹介したいと思います。
しかもとても簡単な方法ですので、是非実践してみてください。
塩抜き後に放置で旨味アップ!
砂抜きと塩抜きの下処理をした後に、水から取り出しそのまま2〜3時間放置するとアサリの旨味成分が増して美味しくなります。
アサリは水から取り出されるとすぐに痛んできます。肉や魚でもさばいた後よりも少し時間を空けた方が味が落ち着いてきたり、まろやかになると思いますが、それと同じでアサリもちょっと言い方は悪いですが腐りかけがより美味しくなるのです。
*注意点としてこの裏技を使用するときは、放置後すぐに料理に使用する場合のみにしてください。冷凍保存や冷蔵保存をされる場合はアサリが痛みやすくなりますので使用しないようにお願いします。
氷ずけにしてプリプリ長持ち!
先ほど紹介した殻付きのまま冷凍保存する方法で、フリーザーバックに入れるときにアサリ全体が水に浸かるようにして凍らせると解凍した時にプリプリした状態で使用できる期間が長続きします。
氷ずけするときの注意するポイントとしては、
・水は真水を使用すること
・フライパンとレンジを使用しての解凍はできない(解凍は熱湯ですること)
・入れる水の量は解凍した時のことも考えて最小限にすること
この保存方法は、本当にオススメでぜひ試して見てください。冷凍したと思えないほど美味しくできますので、
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あさりを塩抜きした後の保存方法は?さらに美味しくなる裏技も紹介!まとめ
アサリの下処理後の保存方法について紹介してきましたが、それぞれ丁寧に行えばより美味しくあさりを長く楽しむことができると思いますので、ぜひ試してみてください。
最後に注意点として、アサリはとても痛みやすく、痛んでくるとすぐに嫌な臭いがしてきます。
痛んだものを使用すると料理全体が台無しになってしまいますので、特に熱を入れても開かないものや頂き物やスーパーで買ってきた場合はしっかりチェックするようにしてください。
美味しいあさりを見分ける方法についてはこちらの記事をご覧ください。
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